image

12月14日の土曜日、Shibuya CYCLONEとGARRET Udagawaで行われたライブイベント「MUSHIFEST 2013」に行ってきました。2つの会場をつないで計10バンドがステージを繰り広げたこのイベント。友人の津倉悠槙さんが「蟲ふるう夜に」というバンドをプロデュースしていて、その結成6周年記念で開かれたもの。ちょうど予定が空いていたので、tixeeでオンラインチケット購入して渋谷へ向かったわけです。

それぞれ「光ステージ」「闇ステージ」と銘打たれた2つの会場を行き来できるというのは面白い企画だなと思いつつ、どういう仕組みなのか謎だったんですが、現地へ行ってみて納得。同じビルの地下1階と地下2階で両ライブハウスが繋がってるんですね。ちなみ地下1階のGARRETは、今年6月に惜しまれつつも経営難でクローズした渋谷屋根裏の跡地にオープンしたみたいです。屋根裏には行ったことないけど、聖地だったってことはよく存じ上げております、ハイ。

で、開演10分前にフロアへ降り立ったんですが、そこで目にしたのはセーラー服姿で飛び回る謎の男。何者?? バンドのライブなのに前座でお笑い芸人のパフォーマンス?? と思ったら、DJの西村ひよこちゃんでした。きゃりーぱみゅぱみゅのサポートもしててその筋では有名人らしく、DJの枠を超えたテンションでクレイジーな動きを披露してました。素敵☆

そもそも今回は光ステージのトップバッターかつ闇ステージのトリを務める「蟲ふるう夜に」が目当てであり、他の出場バンドについては全く下調べしてませんでした。そんな中、参加バンド一覧を見ていて気になったのが「水曜日のカンパネラ」。その一覧には何も説明がないので、単にバンド名からの直感なんだけれど、その直感は図らずも的中したのでした。

アオザイ姿でステージに現れた一人の女性。棒読みの歌唱とラップ風の謎の語り。「お菓子を食べればいいじゃない!」と叫びながらお菓子を節分の豆まきよろしく投げ込んだり、そうかと思えば観客全員に正座を強要しつつミニチュアのちゃぶ台を手にフロアに降り立ち、「ちゃぶ台返しー!」の声とともにちゃぶ台返しをさせたり。。ちなみに後者の曲名は「星一徹」。完全に普通じゃない。眼なんか完全にイッちゃってるし。雰囲気的には、曲がれスプーンの長澤まさみを100倍天然にした感じ。声と喋り方は似てると思います。

歌唱力は二の次、というか全然売りにしてない感じなのだけど、その独特なセンスとキャラクターは、類稀な才能を感じさせます。ボーカル(といっても一人ユニットみたいですが)のコムアイさん、数年後には演劇とか映画とか、音楽とは別のフィールドで活躍しているものと想像します。とりあえず今は習得中の鹿の解体を頑張っていただきつつ、その才能を開花させてほしいと願ってやみません。

そしてもうひとつ、今回の収穫だったのが女性ボーカルの3ピースバンド「ふぇのたす」。途中から見たのですが、会場に入った瞬間に釘付け! 往年のモダンチョキチョキズを彷彿とさせる振り付けと、きゃりーぱみゅぱみゅばりの可愛さ、でも一番の魅力はボーカルのみこの声かなー。楽曲も素晴らしい!

「おばけになっても」とか可愛すぎます。♪ふわふわふわふわって脳内リフレインがヤバイです。なんかの記事に書いてあったけど、中毒性ありまくりです。売り方次第では2014年のブレイクも十分あり得ると思います。ていうか、ブレイクしてほしい!

イベントの最後は、蟲ふるう夜にで締めくくり。ボーカルの蟻さんが感無量のあまり涙ぐんでいたのが印象的でした。個人的には「明星」が気に入ったのですが、Youtubeには上がってないようですね。そういえば1月1日発売予定の新曲の告知Vも流れておりました。

閉演後は、プロデューサーの津倉さんの計らいで、中打ち上げにも参加させていただきました。こういう場に参加する機会は少ないので貴重でした。蟲ふるう夜に関係者の皆さん、6周年おめでとうございます!

そんなわけで、いろいろ書きましたが、ふぇのたすのみこの可愛い声にやられたというのが総合的な感想でございます。12月24日(クリスマスイブ!)に初ワンマンライブが行われるらしいので、何とか調整して行こうかとか画策中。ていうか行きます。でも仕事終わるかな。。

投稿 | 編集