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ちきりんさんのブログは好きだし筋が通ってて気持ちいいんだけど、今回の記事はちょっと引っかかりました。

誰に評価されたい? 上司? 会社? それとも市場?
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20131221

ちきりんさんはこのエントリーで「頑張った分だけ給与が増えるわけじゃないし、効率上げて仕事が早く終わると残業代もらえないから、無理はしない」っていう人に対して、「今いる会社や上司に対して頑張るんじゃない、力を付ければ市場が評価してくれる」と諭しているわけですけども。

今いる組織の中だけで考え、「周りの人が自分よりトロいから、自分だけ早く走っても意味がない」などと言ってゆっくりしてたら、あなたもいつか、彼らと同じになってしまうでしょう。

そしてそのうち、組織の外に出た時、市場ではまったく通用しない人になっちゃってるんです。

それはそうかも知れないけども。

周りの人など気にせずに、どんどん自分の生産性を高めましょう。仕事が集中しても気にせず、周りの人の倍の量の仕事でさえ、彼らより早く仕上げられるようになりましょう。

そうやっていて初めて、いつ組織の外に出ても市場で評価される人になれるんです。てか、今、外にでて活躍できてる人はみんな、そうやって自分を鍛えてきたんだよ。

確かにそういう人はいるんだろうけど、「自分が市場から評価される感覚」を持てる人って、結構限られてると思うんです。ガラパゴス的発想かもしれないけれど、いまいる組織からはみ出さないように生きるので精一杯。外界に目を向けられるのは、よっぽど自信を持った人か、そうでなければ現状に絶望した人くらいで。。

市場から評価されたかったあたしは、市場から評価されるようになりました。上司には嫌われていたけどね。

うーん、なんかこれって非モテの気持ちがわからないリア充のコメントに近い気がします。出来る人には出来ない人の気持がわからないんですよね。。王さんが巨人の監督時代に5年で1回しか優勝できなかったんだけど、チャンスで打てない選手を見て当時の王さんは「俺なら打てるのに何でコイツは打てないんだ」って思ってたらしい(何かのインタビューで王さん自身が語ってました)。そう言えば、チャンスに必ず特大ファウル打ってお約束のように内野フライで終わる4番がいましたね^^;

日本という国は、特別優秀じゃないけどそつなくこなすタイプの人間に優しい環境だったと思います。でもこれから世界に取り残されないためには、やっぱりこう、生き馬の目を抜くような真の競争社会になっていくのでしょうか。とても自分には無理なので、運動会でも順位をつけない平等社会を駆け抜けてきたゆとり世代に期待するとしましょう。いや、ホントに。

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