あけましておめでとうございます。Facebookを見ていると新年早々に仕事始めなどと言って働きまくってる知人が大量発生しているようですが、私はのほほんと素晴らしき正月休みを満喫しております。誠に申し訳ない限りです、ハイ。
昨年暮れに突如として再開したこのブログ、予想月間PVが25程度ということで、今年も引き続きひっそりと更新していく所存です。題材としてはアートやライブ、映画などのレポート/レビューを中心に、時事ネタや独りよがりの薀蓄などを織り交ぜていきたいと思います。
というわけで2014年の初詣は昨年に引き続き明治神宮に行ってきたわけですが、実は、明治神宮に来るたびに思い出すひとつのフレーズがあります。それは謎の外国人による「明治神宮デゴザイマス!」という魂の叫び。遥か昔、日本テレビ系『欽ちゃんの仮装大賞』で、とても仮装とは呼べないヘンテコリンな衣装を着た若い外国人が、この一言を叫んだだけで何故か合格してしまったことがあります。その衝撃のワンシーンが、私の脳裏に鮮明な記憶として残っているのです。
今回の参拝でも例に漏れずこのフレーズを思い出してしまったワタクシ。隣で一緒に並んでいる妻に意を決して聞いてみるも、そんなものは知らないと冷たい返答。想定内とはいえ納得できずiPhoneを取り出し「明治神宮 仮装大賞」でググってみたところ、トップに表示されたのはWikipediaの「クリス・ジョンソン (企業家)」。まさかと思いタップしてみると。。。
クリス・ジョンソン(Chris Johnson、1961年3月31日 - )は、アメリカ合衆国出身の企業家。学位は経営学修士(カリフォルニア大学ロサンゼルス校・1988年)。ネスレ執行副社長兼取締役(アメリカ・カナダ・ラテンアメリカ・カリブ海地域担当)。
ネスレ台湾社長、ネスレ日本株式会社代表取締役会長兼社長などを歴任した。
単なる実業家で仮装大賞とは関係なさそう。。。と思ったのは大間違いで、読み進めてびっくり!!
日本に留学生として滞在中だった1982年、日本テレビ『欽ちゃんの爆笑仮装コンテスト! 第6回全日本仮装大賞』に出演している(38番・明治神宮)。これは明治神宮に扮したジョンソンが「明治神宮デゴザイマス、ドウゾヨロシク!」と言うだけのもので、司会者の萩本欽一をはじめとした会場の人々を大爆笑の渦に包みこんだ。当初は14点で不合格となったものの、大山のぶ代がおまけで加点したため合格。さらにはユーモア賞を受賞した。
キター!! あの外国人、明治神宮やってた外国人が、ネスレ日本法人の社長にまで上り詰めていたとは! しかも放映当時は日本に留学してた大学生だったという!! まぁ1982年の放送ですからね、30年も経てば学生だって大企業の社長にもなろうってものです。それにしても当時の私は9歳、小学4年生くらいのはず。まったく下らないことだけは覚えているんですね^^;
ちなみにYoutubeを探してみたところ、しっかり上がってました。字幕が中国語になっているので海外向けに編集されたバージョンのようですが、この映像に間違いありません。
実質演技時間わずか10秒程度。この仮装のどこが明治神宮なのか、いま見てもサッパリ分かりません。はっきり言って仮装大賞の意義を根底から覆しかねない問題作です。大山のぶ代が最後に1個オマケして合格してますが、この「お涙頂戴のオマケ加点で合格させる悪しき慣習」が生まれたのって、これがキッカケだったんじゃないでしょうか。あ、もちろん彼がこれで合格したのは実に良かったと思いますけどね。いやー面白すぎますwww
結局ユーモア賞まで受賞したとのことで、日本で素晴らしい思い出を残してアメリカに帰国したクリス青年が、ネスレの社員として再び日本に渡り、最後には日本法人の社長になってしまうという、何とも心温まる話を2014年最初のエントリーとさせていただきました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。