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 iPhone 6/Plus、発売されましたね。私はソフトバンクの2年縛りがまだしばらく残ってることもあり、MNPを含めしばらく様子見しようと思ってます 。ここに来てMVNO業者のサービスも充実してきて、SIMフリーという選択肢も現実的になってきましたしね。月額約3,500円でデータ通信7GB使えてSIMカード3枚付いてきて通話もできる(通話料21.6円/30秒)って神すぎです。

IIJmioのSIMサービスがすごすぎるポイントをまとめてみた - カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2014/09/19/13385

 と言いつつ世の中的にはいち早く手に入れた新しもの好きが大量発生していて、皆様旧モデルからの移行儀式を迎えてるかと思います。そして多くの人がiTunes経由でPCにバックアップして、今度は6をPCにつないで復元しているのではないかと。iTunesでのバックアップを勧める記事も出てますしね。

 でもですよ、いちいちiTunesで同期するのって面倒くさいから、ついついバックアップしないまま日が過ぎちゃう人って多いと思うんですよ。ていうか、律儀に毎日バックアップしてる人ってどれくらいいるんだろう? もし突然iPhone無くして、Apple Careで新品に換えてもらったとしても、最後にバックアップしたのが3ヶ月前だったりしたら目も当てられません。

iPhoneのバックアップはiCloud経由に限る!

 なので、私は断然iCloud経由でのバックアップと復元をお勧めします。何がいいって、完全に自動でバックアップしてくれるので、普段はまったく意識する必要が全くないのです。①電源に接続されてて、②Wi-Fiが繋がってて、③ロック中であれば、放っておいても勝手にバックアップされます。大抵の人は毎晩寝てる間に充電するでしょうから、自宅にWi-Fi環境さえあれば最低1日に1回はバックアップされるわけです。

 復元するときも、当然ながらMac/PCに繋ぐ必要はありません。iTunes経由と比べると時間は余計にかかりますが、ワイヤレスなので場所に縛られず使えて不自由ありません。

 とはいえiCloudが無料なのは5GBまでであり、バックアップするには追加容量の契約が必要なので、漫然と「でもお高いんでしょう?」って感じてる人も多いと思いますが、ちょうどiOS8のリリースに合わせてiCloud有料プランは大幅値下げされたのです! 9月11日以降、20GBで月額わずか100円とタダ同然の価格設定になっています。この20GBにはアプリなど共通データの容量は含まれませんから、多くのiPhoneユーザーはこれで収まるのではないでしょうか。私はiPhone 5の64GBモデルを容量パンパンになるまで使ってますが、iPhoneのバックアップには18.4GBしか使っていません。月額100円でバックアップの手間から開放されて安心が手に入るなら、これは間違いなく安いです。それでも足りない人は、20GB月額400円のプランもあります。これも十分安いです。

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LINEの引き継ぎもクソ簡単

 それから、よくiPhone機種変更したらLINEの履歴が消えたとか、アカウントが引き継げなかったとか聞きますけど、iCloudでバックアップ/復元すればそんな心配もありません。こんな感じで引き継ぎ方を解説してるブログもありますけど、これは新しい機種に「LINEをインストールして引き継ぐ」からこんなに手間なのであって、ちゃんとバックアップを取ってから新機種で復元すれば、ホーム画面に普通にLINEのアイコンが登場し、タップすれば今までどおり普通にLINEが使えちゃいます。嘘じゃないです。過去に3回やって成功してますから。

 これを失敗するパターンとして、復元が完了する前に焦って新たにLINEアプリをダウンロードして上書き登録しちゃう人。これ最悪です。LINEのアイコンが出るまでしばし待ちましょう。あと、iTunes経由でバックアップするときは暗号化にチェック入れとかないとうまく引き継げないみたいですね。でもiCloud経由ならデフォルトで暗号化されるのでその心配もないです。

キャリアが変わっても無問題

 今まで何度も失敗してきた人は信じられないかもしれませんが、ここまで書いてきたことは全部本当です。何度も書きますが過去に3回やって成功しているので間違いありません。しかもそのうち2回は、Softbank→au、au→Softbankとキャリアを跨いだ移行です。MMSなどキャリア依存の設定だけは当然ながら引き継がれないですけど(逆に引き継がれたらヤバイ)。Safariの検索窓に入力中だった文字までそのまま引き継がれたときにはちょっとビビリました。docomoは試したことないですけど、docomoだけ違うってこともないでしょう。

プラス3,980円/年で音楽もiCloudへ

 ただし無敵のiCloudバックアップにも一つだけ問題があって、CDから取り込んだ音楽データはバックアップされません。これは残念なんですけど、まぁ著作権がらみなので仕方ないです。音楽だけはあとからゆっくりiTunes経由で同期することになります。

 でもここまで楽ちんな世界に慣れちゃうと、音楽だけのためにMacやPCにつなぐのは本当に面倒くさい。最近の音楽離れの一因はここにあるんじゃないかと思うほど面倒くさい。なので、お財布に余裕のある方にはズバリiTunes Matchの利用をお勧めします。

 これを契約すれば、Mac/PCでiTunesに取り込んだ曲もiCloud経由で同期されます。同期されるのは曲のリストだけなので、iPhoneの容量を圧迫しないというのもポイント。曲を選ぶとストリーミング再生されます。残り容量を気にして同期する曲を取捨選択する作業ともオサラバです。よく聴く曲はローカルに保存することもできるので言うことありません。年間3,980円、1日あたり約10円なので、ミュージックアプリのヘビーユーザーは導入して損ないと思います。

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あとはiCloudフォトライブラリ待ち

 というわけで、iCloudを駆使すれば、というか一度設定すれば面倒くさい同期やバックアップ操作と無縁になるので、個人的には強力にはお勧めします。もちろん失敗する可能性はゼロではなくて、そこは自己責任でお願いしますが、iTunes経由だって失敗するときは失敗しますからね。あとは、リリースが10月に延期されたiCloudフォトライブラリが使えるようになれば、写真の管理もあとクソ重いiPhotoから解放されます。フォトストリームは仕様が中途半端ですからね。Yosemiteのリリースと合わせて楽しみです!あ

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