スマホデータ増量キャンペーンの落とし穴
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ソフトバンクが「スマホデータ増量キャンペーン」を展開しています。データ定額の新規契約者に対して最大13ヶ月2GBを追加してくれるもので、例えば今5GBのプランで契約すると、来年の11月まで5GB+2GB=7GB使えるようになります。従来プランの上限7GBでもギリギリだった自分としては5GBでは心許ないので、期間限定とはいえありがたいキャンペーンです。1年後には新しい料金制度が出てくるかもしれないし、とりあえずこれで契約しておけばいいかなと。

でも中には7GBじゃちょっと足りないということで、ひとつ上の10GBプランで契約しようという人もいると思います。この場合も2GBが追加されて、計12GBまで使えるという宣伝文句です。でもでもでも、騙されてはいけません! ほぼ100%の人が、理論上12GBを使い切ることはできないのです!! そこに立ちはだかるのは、あの悪名高い「3日間1GBの壁」。3日間のデータ通信量の合計が1GBを超えると翌日の通信速度が劇的に遅くなり、直前の3日間の合計が1GBを切るまでは使い物になりません。つまり均して考えると、1日あたり1/3GB以上使うことは事実上不可能というわけ。これを1ヶ月を30日で計算すると、毎日ギリギリまで使い続けても10GBが上限ということになります(実際には、もっと余らせることになるでしょう)。しかも追加分の2GBは繰り越しの対象外なので、永遠に使われることはありません。これって誇大広告なのではないでしょうか。世代的に「ジャロってなんじゃろ?」っていう気分です。ねえ孫さん。

そういうわけなので、10GBプランを検討している人はこのプラス2GBに惑わされず契約してください。ちなみに15GB以上のプランだと3日で2GBまで増えるみたいですけど、月々の支払が税込みで16,000円を超えちゃいます。さすがにボリすぎだと思うんですけど、どうなんでしょう。まぁそんな感じで。

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