祖父の十三回忌に出席するため、スカイマークの最終便で福岡へ。離陸してほどなく機内誌を読んでいると、同社の定時運行プロジェクトの記事が目に入った。サービス向上の一環で、全社をあげて定時運行率95%を目指しているらしい。そう言えばこの便も、定刻20:00ピッタリに羽田を出発してたな。
定時運行実現のためにはタイムロスの削減が必須で、さらなる業務の効率化が求められるという。その取り組みのひとつとして、フライト中のゴミ収集が挙げられていた。着陸後の清掃時間が短縮できる上に、機内はいつも清潔で一石二鳥という話。なるほど確かにそうかもしれない。
記事を読み終えてほどなく、シートベルト着用サインが消灯。羽田で買った850円の三元豚カツ弁当をおもむろにほうばる。この時刻にして今日最初の食事。あっという間に平らげ、空になった容器をポリ袋に入れて縛り終えたその時。CAさんがニッコリ歩み寄って来て、袋ごと引き取ってくれた。なるほどこれは素晴らしい!
普通の航空会社だと、機内でサーブされた容器は回収しても、それ以外のゴミは積極的には引き取ってくれなかったはず。やむなく座席のポケットに押し込むことになるわけで、これが実に美しくない。JALもANAも見習ってほしいなぁ。
スカイマークと言えば前社長時代、合理化のためにサービスの割り切りを宣言して炎上したのが記憶に新しい。でもこういう合理的かつ嬉しいサービスは大歓迎。あとはミニスカ制服を復活してくれれば言うことないんだけどw
そうこうしてるうちに、機は福岡空港に無事着陸。シートベルト着用サインが消えたのは21:52。定刻3分前、これは完璧と言ってよいでしょう。